今回、紹介するのは山梨県道35号四日市場上野原線の雛鶴峠にある廃隧道と一連の旧道である。
15:26
現在地:山梨県都留市朝日曽雌
現在地は峠南側の現旧道交点。
現道はここからヘアピンカーブをひとつ使って標高30m上り、0.5km先の新雛鶴トンネル(延長600m)で峠越えをする。
対して、旧道は1.3km使い標高80mを上ってから隧道で峠越えを行う。
いざ、旧道へ進入。
左側フェンスの下にリニアの実験施設があり、フェンス沿いには監視カメラもあり、なかなか物々しい感じだ。
道路については目立った痛みのない普通の舗装路。
道はしばらく実験施設を左側に見ながら進んで行く。
途中、「ゴォー」とリニアの車両が通過したのが音で分かった。
ヘアピンカーブで実験施設を離れた辺りから左右の藪が侵食してくるが、四輪が乗り入れている形跡がある。
さらに進むとシングルトラックを残して藪に覆われる。
右下を見ると現道が確認できる。
南に面しているためか藪の生育も好調のようだ。
15:45
雛鶴隧道に到着。
【雛鶴隧道】
昭和9年竣工、延長252m、幅員3.5m、限界高3.8m
隧道北口は扁額もなく無装飾だ。
道自体はハイキングコースの入口があるためか、管理が行き届いている。
倒木も無い整備された下り道を1.4km進むと現道と合流して旧道が終りとなる。
(完結)
参考資料
隧道データベース http://tdb.the-orj.org/view.php?no=705変更履歴
2017.1.7 公開2019.3.10 移転に伴う改訂
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