茨城県道158号上金沢栃原線交通不能区間(後編)

【前編】【後編】

後編は起点から前編到達地点までバイクで辿る計画である。 
その前に帰り道、峠を下ろうかという場面で平場を見つけたので辿った様子をお伝えしよう。

場所は地理院地図に描かれている道の点線上、植林地の最上部である。

所々にテープが貼られているのでそれを辿りながら歩いているが、どうなんだろうなこの道は。

結果的にこのテープが私がこの道で見た最後のテープだった。

植林地が終わるとそれに合わせるように道の状態が悪くなってきた。
この先もなんとなく歩いていけそうな感じはするが、人が歩いている形跡がなく、ここでもイバラが幅を利かせていたので見切りを付けて植林地を下っていくことにした。
なので、この道の結末は不明である。
思うに地理院地図の徒歩道は植林したばかりの頃の航空写真を見て、その境界に道を引いたのではないかと思うのだがどうだろうか。


17:17
所変わって現在地は本県道の起点である大子町上金沢の国道461号交点。青看の右折方面の行き先には相川とある。
なんやかんやでバイクに戻ったのが16:30、そこから県道32号を南下、旧美和村に出て県道29号から県道234号へ移り、県道234号を北上、栃木県に入り、県道232号を国道461号まで更に北上、国道461号を東へと、簡単に言えば尺丈山を時計回りに迂回してきた。タバッコ峠、烏帽子掛峠、境明神峠と名のある峠を3つ越えてやっとこさ辿り着いたらこんな時間だ。
日没が17時半過ぎなのであと15分程度しか無い。ぱっぱと周ってしまおう。

入ってすぐの所にヘキサもあったので確保。終点側にあった物とは異なり現行の標準タイプだ。
ヘキサの下には「7.3km先通行不能」と書かれた茨城県大子工務所名の看板もある。

2.6kmほど進むとここまで2車線あった道幅が細い1車線に変わった。

地図を見るとこの辺りは上郷地区とあるがこの先に民家はほとんど無いようだ。熱心に整備するのはここまでという事か。

その先の道幅は減ったり増えたりだった。
だんだん「○km先通行不能」の距離が減っていく。この画像では残り3.2kmである。

全面通行止の標識と看板が……
標識の方はかなり古びている。
降りて確認はしていないが看板の方に「○km先」の但し書きがあるんだよな?でないとこの先の建物に誰も行けないことになる。

「1.1km先通行不能」

左側に相川側最後と思われる民家(電気が点いていた)が見え、その分岐を過ぎるとアスファルト舗装が終わり砂利舗装に変わった。

「600m先通行不能」
ついに1kmを切った。

振り返るとヘキサ

17:34
500m進んだ所がちょうど15:20に折り返した作業場の所である。
道路管理者の言う通行不能開始場所はもう少し奥ということになる。

ということで全線を(完璧にトレースできたとは言えないが)見届け今回の探索を終了した。

(完結)

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