神奈川県道・山梨県道729号山北山中湖線(第2回)

【第1回】【第2回】【第3回】【第4回】

峠を越えたので、ここからは神奈川県となる。
ここでもう一度地形図を確認しよう。
県道は等高線が密になっている区間では回り込みながら下っていく。
谷底まで下りきると、その後は沢に沿って進む。
ウェブ地図の中には谷底に下ってすぐのところから車道の表記がされているものもあり、航空写真でもその道形は確認できるため、荒廃してさえいなければ走破自体は容易に思われた。

さて、先へ進もう。

11:55
現在地:神奈川県山北町
峠の先は1.5m程のよく踏まれた徒歩道が続いてる。

地図よりは小刻みにだが緩やかに下っていく。

おいしそうなきのこ。

途中、古い斜面崩落の跡があるが、現在は自転車同伴でも問題無く通行可能。

12:15
どうやら谷底まで下りきったようだ。

橋という気の利いたものはないので、適当なところで沢を渡る。
橋を渡ったところにあったハイカー向けの案内板によると、切通峠からここまで0.8km、浅瀬入口バス停まで15.3kmとのことであった。

沢を渡った先には早くも車道が現れた。幅は4m弱といったところか。

200mほど進むとヘアピンカーブでもって、ここから更に上に延びる道があった。銘板によると新大棚沢林道という林道で完成は平成元年。見るからに廃道であった。

法面が白く砂っぽい。いかにも崩れやすそうだ。
というより谷側の路肩にある砂山が、路面に崩れた砂を退かしてできた産物なのだろう。

峠以降初めて現れた道路附属物はカーブミラーだった。
設置者に関する情報がないかと一周見てみたが、「注意」の補助標識に「第二共同企業体」とテープが貼られているのみだった。

なぜかごく短い区間のみ舗装されている。
この後、終盤までアスファルトを目にすることはなかった。
急勾配というわけでもないし、過去の災害復旧事業の一環だろうか。

ここも盛大に崩れたのだろう。ドーザで片付けたような跡が残っている。

小刻みにぐねぐねする道。もうちょっと頑張れば直線に出来たはず。

「路肩注意」が行き倒れていた。

その先には本県道初遭遇となる橋が架かっていた。
補強用なのか旧橋のものかは不明だが橋桁が横倒しになっているのが謎である。

正面から見る橋は至ってまとも。
橋の名は日陰沢橋といい、竣工は昭和56年3月とあった。

橋を渡った先には広場がある。残土処分場だろうか。

広場を過ぎたあたりから轍が濃くなる。

12:42
現在地:神奈川県山北町
峠から2.8km地点で丁字路にぶつかった。県道はここを右折する。
地理院地図において軽車道に県道色が着くのもこの付近からだ。

ちなみに左折方向はパラジマ林道という林道で(地図上では)800m程で行き止まりになっており、入口にはAバリケードが置かれている。

ここには他にも親柱のようなものがあり、銘板には「昭和55年度 大棚沢林道 新設工事起点 平塚営林署」とある。
先程渡った日陰沢橋の竣工も昭和55年度なので事業開始年なのか完成年なのかはこれだけでは分からない(恐らく後者?)。
ここまで走ってきた道は、やはり林道として整備、管理されていたようだ。

先へ進むとヘアピンカーブかあり、沢を洗い越しで渡る。

12:55
峠より5.0km地点。南に分かれる道がある。
水ノ木林道という林道で地図上では、約7.5km先の明神峠で静岡県道147号(切通峠麓で別れた山梨県道730号とは一連の路線)と交差することになっている。
我々は引き続き、丹沢湖に向けて東行を続ける。


(続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿