第4回の今回は上萩原Ⅰ期バイパスの第2回をお届けする。
現在地は(A2地点)で左に旧道が続いている。
明確な道形が奥まで続いているのが確認できる。また、痩せてはいるが背の高い木が多くあり、廃道になってからの年月を感じさせる。
道はこの先を橋で渡っており、橋台へ続くのは上の段なのだが、1車線程度の幅しかない。
橋は撤去されており、橋台のみが残っている。
現道を通り左岸側へやってきた。橋を渡った旧道は右にカーブした後、写真奥から手前へ向かってくる。
右側の平場は旧道の路面でデリネーターが残存する。カーブに沿うように道界が数メートル間隔で生えているのが印象的だった。
現道には合流せず、ガードレールの奥へ進む。
明確な道形が残る。
路面自体はよく締まっているが、落ち葉の堆積量が多く、スリックタイヤの自転車では空転して思うように進まない。
右へカーブ。谷地形になっており、奥にコンクリの構造物があった。
ん?道がない?
法面ブロックが続いているが、掘割に大量の土砂を流し込んだようになっている。しかし、分岐はなかったはずだ。とりあえず、前方の土山を登ってみよう。
土山は2段になっており、7、8mは登っただろうか。
登りきると再び道形が現れる。どうやら、元の路盤に土を盛って廃道化させたらしい。
少し進むと路面に障害物を確認した。
路面に敷かれているのは……法面ブロックか?
右下に現道が見えた。旧道はだいぶ高いところを走っている。等高線から読み取ると20m程だろうか。
まもなく道はU字カーブで進路を反転させる。
路肩が崩壊しているようで道幅が狭くなっている。
ここは先程法面ブロックが倒れていた箇所の丁度上で、崩落で法面ブロックごとズサーと流れ落ちたようだ。
この崩落地点の山側に今もキロポストが生えている。
切り通しになっている道を振り返る。
前方に現道を確認すると同時に路面がアスファルトに変わる。
古い路面凍結注意の標識を見つけた。やけに低い位置にあり、本来の路面は1mほど下にあることが分かる。今走っているアスファルトは廃道化工事後、わざわざ敷き直したようだ。
上萩原第一トンネルから出てきた現道に合流する。上萩原Ⅰ期バイパスもここまでである。
ここまでの旧道は、半分は現在も車両が通行していたが、もう半分は最早その筋の人しか通行して無さそうだ。
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