国道411号旧道(第6回)・上萩原Ⅱ期バイパス(その2)

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14:10
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前回の最後で現道を左に見送った旧道は簡単なバリケードが設置してある方へ。バリケードの先は、すぐに右カーブとなっている。

カーブを抜けると前方の白い一帯が目に入った。またか。

ここも見渡す限りに岩が積まれている。とりあえず、先の状況を偵察に行こう。

幸い50mほど進めば土に変っているようで、自転車同伴でも進めそうだ。早速、下で待たせている自転車を迎えに行く。
探索中も思っていたが、廃道化工事において、瓦礫をばら撒く施工は、植生回復の観点から見て最悪の施工ではないだろうか。これならアスファルトを剥がすだけで良いのではないか。
山梨県が旧道に廃道化工事を施すのは、まぁ理解できる。しかし、それに土砂ではなく瓦礫を使うところに仕事が雑な印象を抱いた。人が通行出来ないようにできれば、何でも良かったのだろうか。

鹿だろうか?野生動物の足跡が残っていた。
私も足跡と自転車の轍を付けながら進む。

岩主体から土主体へ変わる場面。

振り返って撮影。採掘場のような雰囲気を纏っている。

路面が完全に土に入れ替わる。とても良く締まっているので自転車に乗ることも可能。

が、自然の力にはかなわず、路肩が崩落している。
土ではなく岩を積んでいたのは、このような流出を防止するためだったのだろうか。

取り残されたカーブミラーはその輝きをまだ失っていない。

カーブを曲がるとアスファルトが復活した。
推測だが、ここから電柱が建っており管理用道路として使用されているため、廃道化工事を免れたのではないだろうか。

廃道を走っている時は先の状況が気になるのだ。とりあえずこの先も問題無く通行できそう。

路面の状態は良い。
ここで現道が右岸から戻ってくる。旧道はその下をくぐる。

と言ったそばから砂利が敷かれ始めた。重機も止まっており、現在進行形で工事中のようだ。

ヘアピンカーブで進行方向を反転させる。

最後に坂を上ると、

現道に合流する。
バリケードがあり工事中と書かれていたが、何の工事をしているのかは分からなかった。

旧道は先程と合わせて2段のヘアピンになっていたようで、坂を上りきったここで再び進路を反転させる。転回のためのスペースが残っており、少しでも曲率半径を稼ぎたかったという思いが伝わってきた。
現道に合流したが、Ⅱ期バイパスには、もう少しだけ旧道が存在するのでお付き合い願いたい。

現旧2本の道路が並ぶ場面。センターラインも消えかかっている旧道から、棄てられた感がひしひしと伝わってくる。

2本の橋が並ぶが、旧道の橋は親柱の確認を忘れたので橋名は不明。現道の橋は美南(びなん)橋という。

最後に旧道は現道に呑み込まれて終わる。

以上で上萩原Ⅱ期バイパス区間が終了となる。
柳沢峠まであと2.5km、残されたバイパスも残りひとつとなった。遠いなぁー


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