国道411号旧道(第7回)・上萩原Ⅲ期バイパス(その1)

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第7回の今回から上萩原Ⅲ期バイパス区間に入る。ここを上りきれば、いよいよ柳沢峠に到着する。

14:31
現在地:A5地点A4地点
現在地の標高は1320mで、峠までの標高差150mを2.5kmで0にする。平均勾配は6%程度と常識的な範囲だ。
さて、右岸へ渡っていく現道を見送った旧道は右を直進する。

旧道に入って60m程でカーブを予告する標識が現れた。

ヘアピンカーブとなっており、進路を反転させる。
2枚上の写真でも右上を上る道が確認できる。

カーブを曲がり終えると廃道化工事用と思しき土砂が道の右半分を覆っている。

まもなく2回目のヘアピンカーブがあるが、カーブを抜けた先からは廃道化工事が完了しているようで、土砂が高く積まれている。

例によって低い方を歩く。ここも2,30年したら左側の藪が一面を侵食し尽くしていそうだ。

下に歩ける部分が無くなってしまったので上へ登る。
片斜面ではなく土堤になっており廃線跡風だ。

右上を見ると豆腐……ではなく新道の橋脚が建設中だった。

左カーブの始まりとともに、アスファルトの路面が復活する。

緩い坂を上りきると現道に合流する。

現道に合流した旧道は、そこから奥のプレハブが建っている位置を通っていた。

旧道に残る橋。

橋の先にも路盤が残っているが、廃道化工事は進行中のようだ。

左から合流してきた旧道は柳沢第二トンネルの前を右に横切る。
ちなみに現道の警戒標識(イラストがループ線!)にR=35とあるが、これは上萩原バイパス全体の中で最もきついカーブとなっている。

旧道入口。普段なら休日問わず工事をしているだろうが、今日は正月三が日である。

ここにある砂っぽい残土は一時的に置いてあるといった感じ。

振り返って撮影。旧道の路面ど真ん中に新道の橋脚が建てられている。ただ、旧道としてもこのまま廃道化工事を施されて山中に棄てられるより、新道の土台部分として使用されたほうが良かったのではないだろうか。血が受け継がれている感じがして、私としては好感が持てた。

現在工事中の区間を抜けると2車線の旧道が姿を現すが、ここもじきに新道の橋脚が建てられることになっている。

急な左カーブを上りきると、

現道に合流する。旧道時代はヘアピンカーブとなっていた。


現在、完成しているバイパスはここまでである。次回は工事進行中の残りの区間を見ていく。


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